引っ越し祝いを贈る際に意外と迷うのが、「のし(熨斗)の書き方」です。
表書きは何と書く?水引は蝶結びでいい?結婚や転勤の場合はどうする?
こうした疑問を持つ方は少なくありません。
本記事では、引っ越し祝いののしの正しい書き方とマナーを、基本からシーン別までわかりやすく解説します。
初めて引っ越し祝いを贈る方でも、このページを見れば迷わず準備できる内容になっています。
「マナーも気持ちも、どちらも失敗したくない」という方は、ぜひ参考にしてください。
引っ越し祝いに「のし(熨斗)」は必要?基本マナー

のし(熨斗)とは?引っ越し祝いでの役割
のし(熨斗)とは、贈り物に「お祝いの気持ち」を正式に表すための飾り紙です。
引っ越し祝いでは、品物・現金いずれの場合も、のし紙を付けることで丁寧な印象になります。
親族・友人・職場関係など、幅広い相手に安心して使える日本の基本マナーです。
引っ越し祝いに使う水引の種類と意味
引っ越し祝いでは「紅白の蝶結び(花結び)」の水引を使用するのが基本です。
蝶結びは「何度あっても良いお祝い」を意味し、引っ越し・出産・入学などに適しています。
結び切りは結婚祝い向けのため、引っ越し祝いでは避けましょう。
引っ越し祝いののし紙|基本の書き方
水引は「紅白の蝶結び(花結び)」が基本

引っ越し祝いの水引は、紅白で蝶結び(花結び)のものを選びます。
これは「今後も良いことが何度もありますように」という意味を持つためです。
迷った場合は、販売店で「引っ越し祝い用」と伝えれば問題ありません。
表書きに書く言葉の正しい選び方

表書きには「御引越御祝」または「御祝」と書くのが一般的です。
新築の場合は「御新築御祝」、結婚が関係する場合は「寿」を使うこともあります。
相手の状況に合わせて表書きを選ぶことで、より気持ちが伝わります。
のし下(名前)の書き方と注意点
のし下には、贈り主のフルネームを水引の下中央に記載します。
名字のみでも失礼にはなりませんが、目上の方やフォーマルな場面ではフルネームがおすすめです。
文字は毛筆または筆ペンで、黒色を使用するのが基本です。
【シーン別】引っ越し祝いの熨斗の書き方
迷ったら、まずは以下の表で自分のケースを確認してください。
| 引っ越しのシーン | 水引の種類 | 表書きの例 | 注意ポイント |
|---|---|---|---|
| 新築住宅への引っ越し | 紅白・蝶結び(花結び) | 御新築御祝 | 最もフォーマル。迷ったらこの表記でOK |
| 中古住宅・賃貸への引っ越し | 紅白・蝶結び(花結び) | 御引越御祝/御祝 | 「御新築御祝」は使わない |
| 結婚を機に引っ越し(引っ越し祝いが主) | 紅白・蝶結び(花結び) | 御引越御祝 | 結婚祝いと分けて贈る場合に適切 |
| 結婚を機に引っ越し(結婚祝いが主) | 紅白・結び切り | 寿/御結婚御祝 | 結び切りは結婚祝い専用 |
| 転勤・異動による引っ越し | 紅白・蝶結び(花結び) | 御転勤御祝/御餞別 | 職場関係は表書き選びに注意 |
| 栄転・昇進による引っ越し | 紅白・蝶結び(花結び) | 御栄転御祝 | 引っ越しより昇進を祝う意味合い |
| 就職・入学に伴う引っ越し | 紅白・蝶結び(花結び) | 御就職御祝/御入学御祝 | 引っ越し祝いなら「御引越御祝」でも可 |
新築住宅へ引っ越した場合
新築住宅への引っ越し祝いでは、表書きは「御新築御祝」が最適です。
水引は紅白の蝶結びを選び、のし下に贈り主の名前を記載します。
新生活の門出を祝う、最もフォーマルな表現です。
中古住宅・賃貸へ引っ越した場合
中古住宅や賃貸への引っ越し祝いでは「御引越御祝」または「御祝」を使用します。
新築ではないため「御新築御祝」は使わないよう注意しましょう。
カジュアルな関係であれば「御祝」でも問題ありません。
結婚を機に引っ越した場合
結婚を伴う引っ越しでは、何を主に祝うかでのしの書き方が変わります。
結婚祝いがメインなら結び切り+「寿」、引っ越し祝いがメインなら蝶結び+「御引越御祝」が一般的です。
迷った場合は引っ越し祝いとして統一すると無難です。
転勤・栄転による引っ越しの場合
転勤や栄転による引っ越しでは「御転勤御祝」や「御栄転御祝」が使われます。
引っ越しそのものより、仕事上の節目を祝う意味合いが強い表書きです。
職場関係の贈り物では特に注意しましょう。
就職・入学に伴う引っ越しの場合
就職や入学に伴う引っ越しでは「御就職御祝」「御入学御祝」も使用できます。
引っ越し祝いとして贈る場合は「御引越御祝」でも問題ありません。
どちらを使ってもマナー違反にはなりません。
連名で贈る場合ののしの書き方
2〜3人で贈る場合の名前の配置
連名の場合は、中央に最も目上の人の名前を書き、左に順に並べます。
友人同士や同僚同士の場合は、五十音順でも問題ありません。
全体のバランスを意識しましょう。
人数が多い場合の「〇〇一同」の使い方
4名以上になる場合は、代表者名+「外一同」と書くのが一般的です。
別紙に全員の名前を書いて同封すると、より丁寧な印象になります。
会社や部署単位で贈る際によく使われる方法です。
のしは「内のし」と「外のし」どちらが正解?
外のしが向いているケース
外のしは、誰からの贈り物かを分かりやすく伝えたい場合に適しています。
直接手渡しする引っ越し祝いでは、外のしが最も一般的です。
お祝いの気持ちをはっきり示したい時に選ばれます。
内のしが向いているケース
内のしは、配送で贈る場合や控えめに渡したい時に向いています。
配送中にのしが汚れるのを防げる点もメリットです。
目上の方やフォーマルな贈答でも使われます。
引っ越し祝いののしでよくある間違い
水引や表書きを間違えてしまうケース
結婚祝い用の結び切りを使ってしまう、表書きを誤ると失礼にあたる場合があります。
特に引っ越し祝いでは「蝶結び」を選ぶことが重要です。
迷った場合は「御引越御祝+蝶結び」を選べば安心です。
名前の書き忘れ・書き方のNG例
のし下に名前を書き忘れると、誰からの贈り物か分かりません。
また、ボールペンやカラーペンの使用は避けましょう。
毛筆または筆ペンで、濃い黒文字が基本です。
引っ越し祝いののしに関するよくある質問
引っ越し祝いののしは必ず必要ですか?
必須ではありませんが、付けるのが一般的なマナーです。
特に目上の方や職場関係に贈る場合は、のしを付けることで丁寧な印象になります。
引っ越し祝いの水引は蝶結びと結び切り、どちらが正解ですか?
引っ越し祝いでは「紅白の蝶結び(花結び)」が正解です。
蝶結びは「何度あっても良いお祝い」を意味し、引っ越し祝いに適しています。
引っ越し祝いの表書きは「御祝」でも失礼になりませんか?
失礼にはなりません。
カジュアルな関係や中古住宅・賃貸への引っ越しであれば、「御祝」でも問題なく使用できます。
結婚を機に引っ越した場合、のしはどう書けばいいですか?
何を主に祝うかで書き方が変わります。
結婚祝いがメインなら「寿(結び切り)」、引っ越し祝いがメインなら「御引越御祝(蝶結び)」が一般的です。
引っ越し祝いを連名で贈る場合、名前はどう書きますか?
2〜3人の場合は、中央に目上の人の名前を書き、左に順に並べます。
人数が多い場合は「〇〇一同」と記載し、別紙で全員の名前を添えると丁寧です。
まとめ|引っ越し祝いののしは正しいマナーで気持ちを伝えよう
引っ越し祝いでは、紅白の蝶結びを使い、シーンに合った表書きを選ぶことが大切です。
正しいのしの書き方を知っていれば、相手に失礼なく、気持ちよくお祝いを伝えられます。
ぜひ本記事を参考に、安心して引っ越し祝いを準備してください。
参考記事 引っ越し祝いで使うのし袋の中袋とは?お札の入れ方や書き方まとめ


コメント